河合歯科医院

MENU

診療案内

診療案内

治療理念

当院では保険治療であっても『その場しのぎの簡略化された治療』や『見栄えが良くなるだけの治療』を選択することは避けたほうがいいと考えております。
単に見栄えを良くし早く簡単に治療を終わらせることが、本質的に患者様のためになるとは思えないからです。確かに早く治療が終われば患者様は喜んでいただけます。
しかしながら、治療後に不具合が起きて何度も治療をやり直し、長持ちしなくては意味がありません。結果的に治療期間は長くなってしまいます。無痛治療やEBM、MI等は例外を除きもはや当たり前だと考えていますが、真摯に患者様のためを思う医療を提供できるよう、日々研鑽してまいります。

MIについて

最小侵襲治療。つまり最小限の治療で最大限の効果を得る治療です。
専門家からの視点で『これは削らなくてもしっかりメインテナンスを行えば大丈夫』という症例もあります。一度削ってしまうと元には戻せませんので、最初の診断は非常に大切です。
当院では早く治療を終わらせる、見栄えを良くする目的で、削る必要のない部位の神経を抜いたり、必要以上に削ったりする治療は行ないません。

ただしMIとは『削らない治療』ではありません。削らない、抜かないと申しますと患者様は安心していただけます。しかし、削る量を抑えすぎて後々悪化し、抜かなかったために隣の歯に虫歯が生じてしまったらどうでしょうか。削ることや抜く治療が最善であるケースもあります。

その可否を正確に診断できるよう日々、勉強会や学会に参加し学術の研鑽は惜しみません。私たちは現在まで積み重ねた多くの経験と研鑽により、高い診断力を身につけています。それを前提として、なるべく天然の歯を残していただけるよう確実に診査を行った上で治療をいたします。

EBMとVBMについて

1、EBM(Evidence Based Medicine):科学的根拠に基づいた医療

当院では患者様の治療前、治療経過、治療後のデータをとっています。これを世界的な学術報告と研究結果と照らし合わせることで、患者様一人一人の最適な治療と予防を行うことができます。施術者個人の経験、価値観、判断だけに頼ると危険なケースがあるので、安全な治療を行う上でEBMを前提にした診査・診断を大切にしています。

2、VBM(Value Based Medicine):価値に基づいた医療

科学的根拠に基づく治療は本当にその患者様のためになるのか、を考える必要があります。治療方法は有効だが、患者様の日常生活に支障を来す場合、もしくは経済的に無理のある治療費が必要になってしまう場合などです。治療の説明を行いますが、その中で患者様の価値観やご要望にもしっかり配慮し、無理のない現実的な方法を探します。その上で患者様が希望する治療結果に対して、最大限努力したいと考えています。