永久歯は前歯から数えて7番目の歯まで生え揃って正常な噛み合わせの歯列となります。親知らずはこれよりさらに奥の第8番目の歯のことですが、現代人は顎が小さくなる傾向にあるため、まっすぐ生えるスペースが足りなくなり、曲がったり、傾いたり、埋まったままで存在自体ご自覚されていない方もいらっしゃいます。生えかたや位置に問題があると、菌が入って歯茎が膿んでしまったり、手前の歯に虫歯を作ってしまったりすることがあります。これらのトラブルを起こしている、または今後起こしやすい場合はほとんど抜いてしまいますが、安全に治療するために当院では歯科用CT撮影等を使用しています。

通常の根管治療(神経の治療)で治せないような場合に行う治療です。虫歯の重症化により歯を超えて顎の骨に膿が溜まった場合や、歯根嚢胞という歯の根の先端に病巣ができた場合、ほとんどの症例では抜いて治さなくてはいけません。しかし抜かなくてはいけないような歯でも、拡大視野で根の先端を外科的に切除し、根の先端側から逆感染しないように詰め物(逆根管充填)をすることで、歯を抜かずに治せる場合があります。

お口の中の粘膜・歯茎・舌は色々な原因で変化し、時に口内炎をはじめとする痛みを伴う炎症や、菌の感染などによる腫れ、ケガなどの外傷、口腔癌などの腫瘍など多岐にわたる問題を起こします。日常的に何か変化があり、気になる時はまずはご相談ください。（場合によっては専門機関への紹介をさせていただく場合があります。）

• 口を開け閉めする時にカクカク音が出ている
• 口を開け閉めする時に顎が痛い
• 口が開きにくくなった

このような症状が続いていることはありませんか？上記の症状を持つ方は顎関節症の疑いがあり、経過が長く、悪化していたり、原因が明らかな場合は治療の対象です。